ブログ女 ーAyu Official Blogー 2



「数日前の学校の帰り道…突然酷い頭痛に襲われて…その日以来誰かがあたしを見てる…強い視線があたしの背後につきまとって来るの…」



話すだけ話して



ゆっくり立ち上がった美沙は
机の引き出しの中から何かを取り出す



『それは…』



美沙が俺に見せたのは
大量のビリビリに破かれた服



「……。」



『…もしかして美沙サンを見ている視線の犯人が?』



「今までこんな事なかった。突然よ突然!…視線が気になり出してから…それ以外考えられないよ…」



『……。』



「窓の下の壁も…」



『窓の下の壁?』



俺は立ち上がって
窓の方まで行くと



窓を開けて美沙が言う



結城は窓の下の壁を覗き込む



『……。』



俺の視界に入ったのは無数の深い爪痕



「……。」



『これはいつから?』



「同じ…視線を感じる様になったその日…爪で壁を引っ掻く様な音がして…見たらこんな…」