『いや、辞めません…!!』



「ふーん。じゃあその言葉楽しみにしてるね!」



そう言ってまた雑誌を読み始める陸



椅子に座り
改めて部屋を見渡すと



何かの呪文書
オカルト雑誌



ミイラの人形
ゾンビの人形



などなど室内には見た事ない
物ばっかり置かれていて…



玲奈の向かいの席の机に足を乗せて



ドカッと座った陸は



大声で誰かと
電話を始める



「ははっでさー♪」



『……。』



ここの部署は一体何の仕事を?



こんな個性豊かな部署
俺でもやって行ける…?



そんな事を
考えながら



俺の向かいの席の机の上に置かれた



書類の山の上に俺の机の上に
置かれていた書類を移動させる



『あ…』



向かいの机の書類の上に
書類を積み重ねた瞬間…



雪崩発生



「あははっ!アンタマジまぬけー」



床に落ちた書類を慌てて拾う
そんな俺を見た玲奈は大爆笑



『…笑ってないで手伝ってよ』



「何か言ったー?」



『い、いえ別に…』



玲奈に対しイライラしながら
俺は黙々と書類を拾っていた



そんな中



『こ、これ…』



落ちた沢山の書類の中に
見覚えある文が書かれた



1枚の書類が出て来た