美沙の部屋は
女の子らしい可愛い部屋で
俺は部屋の中をキョロキョロ見渡す..
そんな中
ふと
俺の視界に入ったのが
タンスの上に置いてある
青い目のフランス人形
『……。』
フランス人形には良い思い出がない
そんな事を
考えながら
俺は
小さなテーブルがある
フローリングの床に座る
「常に視線を感じるんです」
『え?』
「ねぇ刑事サン…助けて…ずっとあたしの事を見てるの… ずっとずっと…あたしを見てるの…」
同じく
俺の向かいに座った美沙は
目から涙を流し必死で訴える..
『み、美沙サン落ち着いて…どんな人が見てるの?』
「解らない…だから余計に怖い…助けて…しなければ良かった…しなければ…お願い刑事サン助けて…」
『美沙サン落ち着いて… ゆっくり最初から話してくれる?』


