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1週間後…
「結城おじチャン朝だよー!!」
『ん…』
ソファーで眠ってた俺は
眠気まなこで返事を返す
「んーっじゃなくて!」
退院したあの日以来
急速に成長した愛優は
見た感じ18歳の女の子
「愛優の愛情たっぷり朝ご飯出来たよ!」
ここで愛優の成長は止まっている
『お、マジか』
欠伸し体を起こした結城は
愛優の頭を優しく撫でる…
愛優は
亜由美と萌の子供ってだけあり
凄く綺麗な顔立ちをしていて…
「マジマジっ♪」
何より
笑うと幼ない可愛い笑顔が
萌に似ていた。
今の所急速に成長した以外
愛優に変わった所はなくて
普通の元気な女の子
「今日から仕事なんでしょ!?」
けどそんな愛優が5歳位の時
" 20年後然るべき償いをする事を約束する "
何を思ったのか
ずっと意味不明な言葉を
口にしていた時期があった。
それがどう言う意味なのか
18歳になった愛優に聞いても
全く覚えてないらしい
『夕方には帰るから留守番宜しく』
「任っかせて♪」
愛優の言う通り結城は今日から仕事復帰
新しい部署に対して乗り気じゃないけど
愛優を養い生きて行く為には
そんな事言ってられないし。
「でも寂しいなぁーおじチャンと離れるの」
『ははっ直ぐ帰るよ』
「うん…」


