ブログ女 ーAyu Official Blogー 2



『…やります』



「……。」



『亜由美が見つける前に黒い箱を手に入れて、鎌の欠片を心臓に突き刺せばいいんですよね?』



香織のこと許せた訳じゃない
萌チャンに対して色んな葛藤や心境はある



「…アンタの事、手伝ってやりたいのは山々なんだが悪いけどあたしゃ施設から出られないもんでね」



顔をしかめながら



また


椅子からゆっくりと
立ち上がった由佳は



突然


ベッドの枕の下に入れてある
何かを取り出し俺に手渡す…



『…これは?』



由佳に手渡されたのは
薄ピンク色の小さな岩石



「持って行きな」



その岩石は
スーパーボウル位の大きさで



由佳曰わく


この岩石には悪除けが
ほどこされてると言う



『でもこれ由佳サンの…』



「あたしの分ならまだある。その岩石がアンタの事を多少守ってくれるだろう」



『ありがとうござ…』



ベッドへ腰を下ろした相手に対し



お礼を言い軽く頭を
下げようとした瞬間



「行け!受け取ったら早くここから出て行け!」



俺に対して


突然大声で
怒鳴る由佳



『え、あ…』



「いいね?もう二度とここへ来るんじゃないからね!解ったかい!!」



『……。』



ただただ


怒鳴り散らす由佳に対し
俺は何も言わずに無言で



もう一度
今度は深く頭を下げた