画面は真っ暗



キーッ



キーッ



キー…



なのに音はハッキリ聞こえる



『何の音…?』



何かが動く様な音は
少しずつ少しずつ大きくなって行く。



何かは解らないけど
何かが近づいて来る。



キーッ



キーッ



キー…



『……。』



ギーッ



ギギギ



ギギギギギギギギ…



『いやぁ…!!!』



恐怖のあまりあたしは思わず
手に持つ携帯を壁に投げつけた。