「ば、化け物…」
遠藤はあたしを指差し口をぱくぱくさせている
『……。』
化け物?
" 聞いた聞いた、江波サンがあの男子生徒をやったんでしょ? "
" 怖… "
生徒の話し声が微かに聞こえる
やったって?
おいお前等全員揃ってあたしが何したって言うんだ?
『何の話…』
あたしを見る
遠藤の顔はどんどん青ざめていく。
『遠藤…』
なぁ遠藤
あたしが何したって言うんだ?
あたしは意味が解らず
ゆっくり遠藤に近づく
「いや、助けて…ごめんなさ…あ…あ…近づくな、近づくな…近づくなああぁぁあ゙ぁ!!!」


