『あっ…あ…』
ガタガタと震えて怯える
あたしに対し亜由美は
ナニヲ サガシテルノ？
口元を吊り上げニタァと笑う
サガシテモ ムダ
『……｡』
亜由美は気付いてる
あたしと結城が
此処に来た理由
ダレモ ミツケラレナイ
『あ､亜由美…アンタ一体何がしたい訳！？結城､は…キャッ…』
な､何！？
あたしの体は見えない力で
宙に浮き
‐ ドンッ！‐
『いっ…』
思いっきり部屋の壁に
背中を打ちつけられ貼り付けにされる
アンタヲ マッテタノ
『……｡』
あたしを待ってた？
それより
どうなってんの！？
声が出せない
体が動かない
亜由美はニヤニヤ笑いながら
傷だらけの手で
あたしの胸に手をかざす..
