え? 結城どこ行った? 一緒にこの部屋へ入ったはず なのに何で居ないんだよ!? 『じ、じゃあ誰が…部屋の鍵を閉めたって言うんだよ…』 ドクン ドクン 恐怖のあまり 激しく脈打つあたしの心臓 そして流れ落ちる冷や汗 『……。』 あたしは 室内から ドアへ視線を移そうと 恐る恐る振り返った… その瞬間 『ヒ…ヒャァ!!』 あたしの真後ろに ミイラの様な皮膚 口は裂けよだれを垂らし 血で染まった真っ赤な服の 亜由美が立っていた