ギシッ
ギシッ
階段を上がる音が聞こえて
慌ててノートを隠す亜由美。
来る!?
‐ ガチャ ‐
ゆっくり開くドア
" 亜由美、待たせてごめんね。さぁ続きをしようか… "
部屋へ
戻って来た健司の手には
大きな鎌が握られていて
" お父サ、ン…? "
" 亜由美…お前の病気がこれ以上酷くならないようにする為だ… 許してくれ… 大丈夫。亜由美が死んでも父サンが、ずっと一緒に居てあげるからね "
" い、いや… "
" 大丈夫。怖くない、ずっと一緒だ亜由美… "
" やだ、止めて止めて、お母サン…助け…て、い…や… "
ザクっ…
『……。』
"…ぁ…あ゙あ゙っ…"
切断した場所から
溢れ出す大量の血
" あは…あははは… "
健司は
狂った様に笑い何の迷いもなく
手に持っていた大きな鎌で
亜由美の首を切り落とした


