あーあ。
大事な大事な明日香の体に、沢山沢山穴が空いちゃったね。
でもさぁ。
明日香アンタが悪いんだよ?
お姉チャンに口ごたえするから。
『綺麗な血…』
真っ赤な
真っ赤な
明日香の血。
『……。』
綺麗な綺麗な明日香の血が
椅子から床に伝い床を赤一面にする。
あたしは
床に広がる明日香の血を
指ですくって舐めてみる。
不味い。
何とも言えない鉄の味が
あたしの口の中に広がる。
『明日香…ちゃんと親孝行させてあげるからね』
あたしは
血まみれになって冷たくなった明日香の頭を
優しく
優しく
撫でてあげた。


