「早くここから出なさい!」
あたしは
警官数人に
腕を掴まれ
『健太はさ生きる為に1人で病気と戦って来たんだぞ!?…そんな健太が…こんな…』
無理矢理部屋から
引きずり
出される
そんな中
ア ハ ハ
『……。』
目の錯覚?
健太が居た
ベッドの横の窓に
亜由美の姿が映る
キ ャ ハ ハ
亜由美は
ボロボロになった
あたしの姿を見て
ブサイク ナ カオ
ケラケラ笑う
『…るさい』
頭の中で響き渡る
亜由美の笑い声..
『うるさい、うるさい、うるさい、うるさい!!』
「うるさいとは何だ!?ここは君の入っていい所じゃない、いいから早く出ろ!」
警官は亜由美の姿が
見えていないらしく
突然うるさいと
怒鳴るあたしに
怒り口調で話す
『…健太と…水族館行くって…病気が治ったら…約束した…返せ…健太を返せえぇぇえぇ!!』
亜由美に対して
何とも言えない
言葉に出来ない
色んな思いが
あたしの中で爆発する


