久々に
携帯の受信BOXを
開いたあたしは、
20件?
30件?
いやそれ以上?
ハッキリ解らないけど
『……。』
未読メールの多さに思わず言葉を失う
「名無しからか?」
そんな中
あたしは
結城に対し静かに頷き
生唾を飲む
「メールなんだって?」
『…見てない、見たくない』
「いや、でも…」
『うるせ-な!見たくないって言ったら見たくないんだよ!』
一体何!?
どうせまた
人が死んでる
写真だろう?
そんな写真ばっか
あたしに見せて..
もうウンザリ
「じゃあ俺が見るから…携帯貸して」
『え…』
「置いて来たはずの携帯が此処にある…おかしくないか?そこまでして萌チャンに携帯を見せたいって事だろ?亜由美からのメッセージかも…」
『……。』
「俺が見るよ」
あたしは
震える手で自分の
携帯を結城に渡す
『……。』
あたしから携帯を
受け取った結城は
「添付ファイルあり…」
真剣な表情のまま
添付ファイルを開いた


