『……｡』
どんどん
自分の体から血の気が
引いて行くのが解る..
そんな中
あたしは
恐る恐るポケットから
振動している
物を取り出す
「……｡」
ポケットから取り出した
振動している物
それは紛れもなく自分の携帯
「施設の中だし…注意されなくても一応､携帯の電源切っといた方がいいんじゃな…」
『ち､違う…』
「萌チャン？」
『な､なんで？あたし…結城の家に置いたまま…携帯なんて持って来てないのに…』
「は？持って来てないって…嘘だろ？現に今､携帯あるし」
『でも､確かに持って来てなかったんだって！』
「じゃあなんで携帯がここにあるんだよ！？」
『解らない…』
あたしは
鳴り止んだ
携帯を開き
画面を確認する
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