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「萌チャン、今なんか音が…」



数分前..



リビングのソファーに座り
テレビを見ていた俺は



風呂場から


大きな音がして
慌てて廊下から



萌チャンに声をかける



‐ ガチャ ‐



『何、結城?』



ドアが開き


バスローブを着た萌チャンが
風呂場から出て来て..



俺は思わず目を反らす



『何で目反らすの?』



上目使いで俺を見つめにっこり笑う萌



「と、とりあえず何もないなら良かった。俺、リビング戻るわ」



濡れた髪



そして



少しはだけたバスローブ姿が



やけに色っぽくて



『……。』



元から


可愛い子だとは思ってたけど..



「何意識してんだ俺…」



リビングに戻った俺はキッチンへ行き



動揺する気持ちを
落ち着かせる為に



グラスに水を注ぎ一気に飲みほす



「…はぁ」