ブログ女 ーAyu Official Blogー



「結城、お前…何で江波サンをわざわざ…」



「豪雨の中傘を忘れた女の子を1人で帰らせるのは危ないと思って… 」



「いや…」



珍しく真顔の結城の説明に



それ以上何も言えず
黙り込んだ警察官は



話しを変え



今度は美雪に質問を始める



「西川サ…旦那様の事ですが、何があったら簡潔に教えて頂けますか?」



「主人が…か、帰って来て…突然トイレに…そした…らドアが…かっ…てに…し…」



「勝手に?ハッキリ話さないと解ら…」



美雪は涙を流してガタガタ震えている
そんな姿を見た結城は警察官の言葉を遮る..



「もう…いい加減にして下さいよ!ある程度の検証はしたでしょ?すみませんが今日はもう帰って下さい」



「結城、お前なぁ…」



「今聴取したって美雪サン自身上手く話せないだろうし、傷つくだけです… 聴取は後日、美雪サンを連れて俺も同行しますから」