警備員と別れ


刑事科のある2階へ
向かったあたしは..



深呼吸してドアをノックする



‐ ガチャ ‐



「…はい」



ドアを開け出て来たのは
禿げた50歳過ぎのおっさん



『江波ですけど、結城サン…』



「ああ、江波サンね。そこに座って待っててくれる?」



『あ、はい…』



座って待ってろと



禿げたおっさんが指を差したのは
廊下にある長椅子



あたしは言われた通り
廊下の長椅子に座って



結城を待つ事15分..



「江波サンごめんごめん遅くなってしまった…」



『え、西川サン?』



あたしの前に現れたのは
結城じゃなく西川だった