「江波、辞めろって…!」
あたしが我に返った時には
男子生徒3・4人に
抑えつけられていて
ホ ラ
ア ン タ ニ モ デ キ タ
辞めろ。
辞めろ。
黙れ黙れ煩い煩い。
頭の中で響く声に
首を振るあたしは
『うわぁあアアァアァ…』
窓ガラスに映ったあの女の姿を見て
発狂する。
「はぁ…はぁ…」
遠藤の友達は
苦しそうに呼吸を整え
その場に座り込んでいて。
「江…波サンは、や…や、っぱ…り、人…ごろ…し女…だよ…」
『……。』
遠藤の友達の言葉に
あたしは何も言えなかった。
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