ーードンドンドン。 部屋の扉を叩く音に慌てて携帯を隠す。 「早くお風呂入れなさいよ!」 母親の声 『はい…』 風呂位自分で入れろよばばあ そう思いつつあたしは返事をする。 「あたしはもう眠たいの。今直ぐに!」 『直ぐ入れます』 ーー ガチャ。 部屋から顔を出した あたしを見た母親は 「本当使えない子」 一言呟きため息を吐くと そのままリビングに戻っていった。