『解らない…お父サンの体から突然血が…』



「……。」



結城はポケットから携帯を出して誰かに電話をかけると、白手袋を出し両手にはめる。



「萌チャン大体何時位の出来事か覚えてる?」



『何時…』



んな事聞かれても時計なんて見てねえし
いちいち覚えてる訳ねえだろ



「と、とりあえず…萌チャンはリビングで待っててくれるかな?」



『はい…』



あたしは
結城に言われた通りリビングで結城を待つ。



結城は冷蔵庫を始めシンクに流れるシチューと鍋。



そして


引き出しを開けて順番に確認する..



- ガタンッ -



何の音!?



あたしは


大きな音に飛び上がり慌てて結城の元へ。



『結城サン!?』



「あ、あッ…」