ブログ画面を開いたまま



あたしは携帯をポケットに入れ
結城を家に道案内する。



『此処、此処があたしの家です』



「お邪魔しま…す。うわ~デカイ家…それにしてもこの家、寒過ぎ。冷房かかって…」



『とりあえず早く、早く中に入って下さい…』



首を傾げる



そんな結城をあたしは
無言でキッチンへ案内する。



「あ、そう言えばお父サンは?お父サンと少し話しを…」



黙り込む結城



『……。』



結城が見たのは
キッチンで横たわる血だらけの父親。



「萌チャン一体何が…」