「俺は彰人♪アンタは?」 『優斗です』 「優斗か〜改めてよろしく!あの時は本間にありがとうな♪嬉しかった。あの場所で立ち止まってくれたのは優斗だけだったから」 『いえ…』 微笑んだ男は 突然真剣な顔を向け 俺の顔をじっと見る。 『… 何か?』 「優斗は音楽好きか?」 『音楽…』 そういえば俺がバンドを抜けて 何も言わす音信不通になってから 約2ヶ月になるんだな 俺は 彰人の質問に返事せず ただ下を向いていた。