「テメエ、誰に向かって口聞いてんだ?あぁ?」 男は俺にわざと唾を吐きかけて 掴んだ手を離す。 『……。』 眉間にしわを寄せて 男を睨みつける俺。 「お~怖、殴りたきゃ殴…」 「お巡りさんこっち!!!」 お巡り? 突然現れた見知らぬ男は 大声で叫び俺の腕を掴む 「ほら、行くで!」 『は?』 「お…おい、待てやコラ!!!」 突然現れた男に腕を掴まれたまま… 喧嘩を売って来た男をその場に残し その場から離れる事になった。