やべえ可愛い…



『…教えて欲しい?』



まだ理由が気になるのか、ブツブツ言う優衣にそれとなく問かける。



「教えて!!!」



優衣は、しょうもない事にまで目を輝かせ食い付いてくる。



『実はな…』



俺は真剣に話を聞いている優衣の唇に何も言わず、自分の唇を重ねた。



「あ、えっと…//」



『お前隙あり過ぎ』



目を丸くして硬直する
相手に俺は笑顔を向け



優しく頭を撫でる。



『優衣、俺の話聞いて?』



笑顔から突然真剣な表情に切り替える俺



「うん…何?」



優衣は俺の顔を見て
不安そうな顔をする



『好きだよ、俺と付き合って』



カッコイイ言葉とか
そんな物は必要ない



着飾る必要もない。



相手の目を見て



「え…//」



俺は素直に
真っ直ぐ自分の気持ちを伝えた。