俺が唯一愛した女



『そろそろ寝る?』



「え…」



立ち上がった俺をじっと見つめる優衣



『何?』



「えっと…寝るって…」



『ああ、安心して。俺隣の部屋で寝るし…襲ったりしないから』



「ま、待って…」



『何だよ』



え、ここで引き止める普通?俺は下を向く優衣に冷たく言い放つ。



「隣の部屋って…ここ優斗の家じゃん。あたしの我が儘で泊まらせて貰ってるのに…優斗がベッドで寝て、あたし隣の部屋で寝るから」



" 女をソファーでなんて寝かせたくない " 返事せず隣の部屋に行こうとした瞬間…



優衣は立ち上がり俺の
服の祖ぜを小さく掴む。



「優斗、じゃあ一緒にベッドで…」



『……。』



眠そうな声



身長差で自然と上目使いになるそんな優衣を見ると可愛い過ぎて襲いたくなる。



「優斗…」



俺の心臓はおかしいだろって位ドキドキと高鳴り相手の事を直視出来ない。



俺は気付かれない様に平然さを装いつつ冷静なふりをする。