俺が唯一愛した女



一時間後…
やっと風呂から出た優衣。



「お風呂ありがと!先に借りてごめんね…優斗もお風呂入って来たら?」



" 優斗も入って来たら "


この一言がきいたのか意識し過ぎていた事が全部アホらしくなった。



『おう、俺も入ってくる…覗くなよ?』



「覗く訳ないじゃん//」



真っ赤になる優衣。



俺は冗談を言いながら
優衣を部屋に残しそのまま風呂場へ…



『はあ…』



格好悪、ここまで他人に感情かき乱されるとは… 初めて恋をした様な感覚で。



第一何で俺がここまで?ここまで意識する事自体気持ち悪いんだよ!



風呂に入りながら俺は
そんな事を考えていた。



ちなみに明日は日曜日…


内容迄は覚えてないが優衣と他愛ない普通の雑談や遅くまでトランプをした。



「眠いっ…」



人間睡魔にも限界がある



優衣は口に手をあて
小さくあくびをした。