『女って何考えてんのか本当意味解んねえし…』
ソファーの横に座った優斗は
小声で呟きため息を吐く。
「そういうもんだろ」
『…シンヤサン?』
「人間考え方がそれぞれ違うから面白いんだろ?」
『……。』
「考えてみろよ。皆が皆、考え同じだったらつまんねぇぞ~」
起きてたのか…
シンヤサンはにっと笑い
横になった体を起こして
ソファーに座り直す。
「女は深く男は遠く」
『は?』
「ま、優斗もそのうち解るようになるだろ♪それよか俺、もしかして寝てた?」
『ん、爆睡してた』
「やべ…仕事行かねえと… 優斗早く準備しろ」
『え、俺も…?』
店で問題起こした昨日の今日なのに
行ってもいいのか?
「当たり前だろ!何寝ぼけた事言ってんだよ、俺1回家帰るから休まずちゃんと来い!」
『……。』


