" また遊びに来てね! "



なんだかんだ朝方近くまで
友梨サンと話しをしていた俺は



友梨サンに見送られマンションを後にする。



友梨サンとは


これからもこの先も..
仲良くしていくだろう



だからこそ
俺が息子だって話しをするのは



まだ早い気がする。



俺が友梨サンの事を " 母サン " と
呼べる様になれるのはまだまだ先の話…



『眠…』



俺は真っ直ぐミユが居る
自分のマンションに帰る。



『ただいま…』



いつもなら帰ったら
ミユが出迎えてくれる



なのに今日はとても静かで



『…寝てんのか?』



机の上には
小さなメモの書き置き



そして


優斗サンから借りたままの
俺の携帯が置いてあった



" ちょっと急用で暫く自分の家に帰ります。退院したらまた連絡下さい "



『…急用?』



俺は携帯を手に取り早速ミユに電話をする



「…もしもし優斗!?」



『お前今どこに…』



「ちょっと用事で… あ、携帯繋がりにくいからまた連絡する…じゃあね♪」



『おい、ミ…』