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そのまま
店から近い近くの公園に来た俺は
木々の沢山生えている所に
鳩の死骸を埋めた。
夜の公園は肌寒く
頭に血が上った俺の
頭を冷やしてくれる
『はぁ…』
公園にあるベンチに腰を下ろした俺は
薄暗い灰色の空を見上げる。
優衣の事を知っている
そんな感じの
月の言葉がどうしても引っかかる。
『……。』
ミユの声も聞きたかった
月は確かにそう言った。
梓の話ではあの店は月の家だと言っていた
" 月の家 "
梓は遠回しに
月が仕切っている店だと
言いたかったのだろう..
もしかして
ミユが連れてかれたあの店で優衣は..
『嘘だろ…』
そう考えると月が
優衣の存在を知る理由の説明がつく。
ちなみにLaneは
ミユが警察へ通報したのがきっかけとなり
売春行為が発覚し営業停止になるのだろう
あの日以来、閉店したまま
店に出入りする人は誰も居ない。


