「今日は親も仕事で家に誰も居ないから寂しいの。ほら…優斗君友達だから安心だし♪あたしと優斗君の仲で…お願い!!」
『と…』
ふーん…
優衣にとって俺はただの友達か。
「優斗君…?」
友達と言われて思わず苦笑する俺に " どうしたの? " と首を傾げる優衣。
『泊まるのは別に良いけど…俺も男だぞ?女が男の部屋に泊まるってどういう事か解ってんの?』
解って言ってんの?
天然で言ってんの?
「え…//」
優衣は、男でも友達なら誰にでも家に泊まりたいって言ったり泊まってんの?
「どういう事…」
優衣は俺の発言に驚き
悲しそうな顔になる。
『あ、いや…嘘!今の話忘れていいから』
何だろこの気持ちすげーイライラする。もしかして嫉妬してんの?
今までにない感情に戸惑いを隠せない…
優衣に対して何考えてんだろ俺、人を好きになるってこういう感情なのか?


