俺が唯一愛した女



「なんだお前…」



「何すんだゴラァ!!」



- バキッバキッ -



『お前等…誰に許可取ってこんな事してんだよ!』



「お前に関係ね…」



俺は男達の話を聞かず
殴って殴って殴りまくった。



相手が死にかけるまで殴り続けていた



ミユは両手で目を押さえ



殴り続けている俺を
見ない様にしていた。



殴られ続け気絶した男達



『ミユ帰るぞ』



「優斗口切れてる…」



『どうって事ない、とりあえずこっから出…』



- グサッ -



何かが刺さる鈍い音…
そして音がした直後わき腹辺りに来た激痛



『……。』



「優斗!!」



もう全員気絶していると思って油断した。



1人の男はふらふらの体で
刃物を持ってニヤニヤしている



- バキッ -



俺は最後の力を振り絞って
男を殴りその場に座り込む。



「ゆ、優斗…」



刃物を持った1人の男は
そのまま気絶したらしく



ピクリとも動かない。