俺が唯一愛した女



琢磨サンの店に居ると
琢磨サンと話してると



時間が経つのがあっという間に感じる。



「お、もうこんな時間か…」



昼に来たハズが
世間はもう夕方。



『あ、俺そろそろ仕事行くわ。琢磨サンまた…』



「おう、シンヤによろしく♪頑張って来いよ~」



琢磨サンと別れた俺はそのまま店へ直行..



『お疲れ様です』



少し早めに店へ出て来た俺は



「おう、シキお疲れ♪」



聖夜サンに


昨日の夜..店を途中で
抜ける事になった事を



改めて謝る。



「いやいや、気にする事ないって♪その代わりこれからも頑張って貰うからな!!」



『解った』



「じゃ…俺はちょい新人指導してくるわ♪今日も1日頑張れよ!!」



『頑張ります』



聖夜サンと話しを終えた後
突然誰かが俺の肩を叩く



『…何か?』



振り返るとニヤニヤする
月サンが立っていた..



「本名、優斗なんだ?」



『…それが何か?』



「別に?優斗今日も1日頑張ろうな」



そう言ってわざとらしく
俺ににっこり笑う月サン。