俺が唯一愛した女



「……でしょ」



『…は?』



ミユの話し声が小さ過ぎて
何言ってるか聞きとれず…



俺は思わず振り返る。



『何言ってるか解んね…』



やや上目使いで俺を見るミユの
白くて綺麗な肌に思わず視線が行く。



やべ..


女の裸見て意識しない
なんて俺には絶対無理



『……//』



聞こえるんじゃって位
心臓の音が大きくなる。



「優斗抱いて…」



『は??』



「お願いだから…今すぐあたしを抱いて!」



" 抱いて "


そう言ってミユは俺の胸に強く顔を埋める



『……//』



「お願い…」



聖夜サンじゃねぇけどさ…



こんな可愛い女に



誘われて抱きたくない
男は絶対居ないと思う。



理性に任せて抱けるモンなら
今すぐにでも抱きたいって…



『解った』



俺の返事を聞いて目を見開くミユ



俺は


軽々とミユを抱き上げ
リビングへ連れて行く



まだ酔っているのか
ミユの体はふらふらで



「優斗…」



抱き上げられたミユは
俺の首に腕を絡ませる