俺が唯一愛した女



「シキ、やっと来た…」



テーブルから


ひょっこり顔を出しのは
疲れきった顔の聖夜サンと



『聖夜サ…』



「あ、本当に優斗だぁ~待ってたよ♪」



『え、ミユ!?』



聖夜サンの腕に自分の腕を
絡め泥酔しているミユの姿。



『何で居るんだよ!?』



「優斗ってホストやってたんだぁ~シキって源氏名?何か変わった名前~」



俺の質問一切無視でミユは1人話し続ける



" おい、シキ… "



そんな中聖夜サンは
ミユに聞こえない様



ヒソヒソ声で俺を呼ぶ。



" 滅茶苦茶可愛いってのに酒が弱いって言うこの女…お前の女か? "



『は!?』



" いやぁ~酒に弱いってのが残念だ。こんな可愛い子チャンと飲める上、売り上げに繋がったらって… "



「何、男同士で話してんのぉ~優斗ぉあたしも混ぜてぇ~」



聖夜サンの腕を離したミユは
今度は俺の左腕に自分の腕を絡ませる。



『ミユ、胸当たって…//』



絡ませられた俺の
腕に柔らかい感触



ミユって結構デカイ…



腕に胸が当たり思わず赤くなる俺