学校に到着。



「優斗君ー♪」



靴を履き替えていた俺は



制服の祖ぜををひっぱられ
だるそうに後ろを振り返る



『浅倉…?』



俺の制服を笑顔で小さくひっぱる優衣。



『優衣で良いってば!』



優衣は祖から手を離し
口を膨らませて見せる



『あ、悪い悪い。朝から元気な奴だな…』



女友達は居るが基本深く関わらない



束縛・涙が苦手な自由人間の俺には女と深く関わる事は苦手で面倒な事。



そう思ってたはずなのに



優衣に対しては普通に
接している自分がいる



この日を境に優衣と
良く話す様になった。



不思議と優衣と居ると
気持ちが穏やかになる



優衣の人なつこい明るい性格と可愛い笑顔が俺の心を癒やしてくれた。