「優斗、待てって!」



コイツ…何で俺の名前を?



「そんな冷たくしなくても良いじゃん」



『……。』



「俺の名前はシンヤ!ちなみにこんな格好やけど…勧誘とかじゃねえから安心しな」



『じゃあ俺に何の用ですか?』



「琢磨の話通りの奴だなぁ… 無愛想な面してっと女にモテねえぞ~?」



『モテ願望なんか一切ねえし。それよりアンタ琢磨サンと知り合い?』



「それがさぁ…」



シンヤと名乗るこの男に
よくよく話を聞いてみると



歳は俺の2つ上



ホストをしていて琢磨サンとの関係は
学生時代の友達らしい。



この時


シンヤサンの服装がスーツだったのは
仕事帰りだったからだと納得がいく。



琢磨サンの友達って
どんな人なんだろう



凄く興味がある



この日を境にシンヤサンと
俺は良く話す様になった。