俺が唯一愛した女



『打ち上げ俺パ…』



「言っとくけどパスしますは無しやからな!」



コイツ


俺が言おうとした事
先に言いやがった。



『……。』



行き先は駅前のカラオケ
俺は半幅強制で連れて行かれた。



「あたしオレンジ♪」



「俺コーラ!!」



「「あたし 俺は…」」



参加者はほぼクラス全員。



室内は狭く



「優斗歌わねえの?」



『あ-今日はいいや』



既に予約出来る曲数越えてる上
予約を待ってる奴も居るのに…



こんな状態で歌おうと思えない



「なら喋ろうぜ♪」



歌う気になれない俺は
友達と暫く話をした後



用事があるからと言って
途中でカラオケを抜けた。



帰り道



コンビニに寄った俺は
無料求人誌を見つけた



『とりあえず仕事も探さねえと…』



求人雑誌を数冊手に取った俺は
そのまま自分の家に向かった。