『一応って…生きてる時に縁起悪い事書くなよ…』



俺の為に自分を犠牲にしたって…



しかも


あんな奴等の言う事
信じてんじゃねえよ。



ふざけんな…



『……。』



自然と涙が頬を伝う。



『女に守られるとか…俺カッコつかねえだろうが…』



優衣からの


手紙の部分だけ破り
ポケット入れた俺は



ライターを出し手帳に火をつけ



写真と前と同じ様に
手帳が燃え尽きるのをずっと見ていた。



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なあ優衣…



お前と出会えて本当に良かった。



そして


俺は誰よりもお前の事愛してたよ。



ごめんな



お前を幸せにするって
言ってたのにごめん。



そして、ありがとう。



俺に幸せを教えてくれて
本当にありがとうな



覚悟しとけよ?



お前がもし生まれ変わったら
また振り向かしてみせっから



同じように俺の女にしてやる



お前は
俺の唯一愛した女だから。



絶対離さない



今度こそ幸せにしてやるから…



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