何でこんなに馬鹿なの?ヤだよー……。



なんて、一人で自己嫌悪に浸っていると…


コトッと机に何かを置く音がした。




「どうぞ」




要くんは、私にココアの入ったコップを差し出す。



「ありがとう」





私はしみじみと思う。

要くん、優しいなぁって。