「春、くん…?」 「…桜、久しぶり。」 春くん。 私が大好きだった人。 春くんは、一年前に私の前から姿を消した。 「ホントに…春くんなの?」 夢見心地のまま、信じられない気持ちで春くんを凝視する。 「…桜は相変わらずだね。こんなとこで寝ると、風邪引いちゃうよ?」 前と変わらない、名前のとおり春のような微笑みを浮かべて、春くんはそう言った。