桜色のラブレター





「…ら…桜…」


あったかい、春の陽だまりの中。
淡い花びらをさらう風。


まどろみの中で、私を呼ぶ声がする。




「…ん…。」

ぼんやりする意識の中で目を開けると、そこには…


いるはずのない、愛おしい人の姿があった。