今、私は悠くんと歩んでいる。
春くんとの約束を思い出した日から、決めたんだ。
春くんの分まで、笑って過ごそうって。
春くんの分まで、楽しく生きようって。
だったら、沈んでばかりいられないと思った。
春くんを想って泣き続けるより、自分の足でちゃんと歩いて行かなきゃ、そう思った。
…そして一年たった今日、花が咲き誇るこの桜を見に来たんだ。
春くんに、ちゃんと前に向かって歩いてるよって伝えたくて。
ちゃんと笑って過ごしてるよって言いたくて。
ここに来れば、春くんに会えるんじゃないかって、そんな気がしたから──…

