オーッホッホッホッホ! と高らかに笑うジョセフィーヌの隣で、
俺は思いっきり、首を横に振った。
「違う! 今後、絶対にそんなことは無い!!」
凜子は、そんな俺の様子に、困ったように目を泳がせてから……。
「お、お幸せに!」
「だから、俺が好きなのは……――ッ!」
自分が言おうとしてた、重大な内容に、俺は顔を赤くして固まる。
みんなの視線もあるから、もっと顔が熱くなっていく……。
「おー? ヘタレ、言うか? 言うのか?」
ニヤニヤと笑って言うのは、勿論ライチだ。
「早く言え、蓮斗。」
何故か命令形なのは、女王様の雪。
「ワタクシ……蓮斗様の思い、応援することにしますわ……。」
ちょっと悔しそうに、でも楽しそうに言うのは、台風女のジョセフィーヌ。
俺は、勝手すぎる、みんなの発言に、手をプルプルと震わせた。