「……うるさい。ウザイ。」




低い声で呟いた。




「黙れ。さもないと、呪い殺す。」




冷たい目で、怪しく微笑む。




それだけで、凜子は顔を真っ青にさせた。




「あ゛!? 雪、うるせぇぞっ!」




ライチの言葉に、私は怪しく挑発的な笑みを見せた。




「私に、そんな口きいていいワケ……?」




ライチが、「うっ……」と後ずさる。




「……わっ、悪かった。謝るよ……。」




凜子と蓮斗が、目を丸くする。




……分かりやすすぎだから、2人とも。




シン……と、静まり返ってる科学部の部室で。




「し、白井さんカッコイイ……。」




KYすぎる発言をする先輩に、笑顔で答えた。




「……それは、どーも。」




クスリ。と笑う私に、尊敬の眼差しを向けてくる、田中先輩。




そんな中、凜子は疲れたようにボソッと呟いた。




「もう……好きにして……。」














〝星〟 正位置

     『憧れ』