「ねっ? キレイでしょ?」 そう笑った女の笑顔に、目が離せなかった。 一瞬にして、俺の何かを持っていかれた。 アイツと笑ってみたいなんて……俺は変態か? 何故か、周りがセピア色で。 アイツだけ、輝いて見える。 ……あれ、病気か? 俺。 「……あ、えーっと……誰?」 「……変態くん。」 俺は、後者の声はあえて聞こえなかったふりをして、その教室の前から去った。 自分に、笑えてきて思わず笑みをこぼした。 ……傍から見れば変態だよな、本当に。 俺は、この時に凜子に――……。