はい、それ私ですよね!




「雪ちゃんのイジワル。」




「意地悪、上等。」




ほ、褒め言葉だったか……!!




「あっ、そーいえば自己紹介がまだだったね。私は、森山凜子。部長です!」




「……白井雪。副部長。」




その男子は、ニッと輝くような笑顔を見せて、手を差し出した。




「俺、西条蓮斗。よろしくなっ!」




女子に、意外と人気だよ。




と、よく友達から聞かされていた名前。




「えっ、えぇぇぇぇぇっ!?」




まさか、ちょっと有名な人が、この占い部に入部してたの!?




「……凜子、気がつくの遅い。」














〝死神〟 逆位置

     『新展開』