雪ちゃんの笑顔に、サーッと血の気が引く。 「さ、最後にリンゴを死ぬほど……!!」 「いいよ。食べたら、死んでね。」 「うぅ~~っ!」 なんて、思いやりのないっ! 思いやりの「お」の字の欠片も、見つからないっ! うーっ! と、犬のように唸っていた時だった。 ―― ガラガラッ ドアが開いた。 私たちは、ドアの方を見る。 誰だろう……? 「……よぉ。」 「……え? 幽霊部員の人……?」 幽霊部員の男子は、困った顔をして髪を掻き上げた。 「その、幽霊部員っての、やめて……。」