幼き神は涙さえ演じて



 中から聞こえてきたのは、聞いたことのない歌。

 酷く悲しく、寂しい音。

 12の少年が歌うには、気持ちがこもりすぎているような、

 まるで自分のことを歌っているように聞こえて、

 マリーは涙をこらえることが出来なかった。