私のコーヒーはいつも甘い。 苦いのはちょっと苦手なのかな。 そこがまだ、子供なのかもしれない。 それと違って愛莉は苦いコーヒーをいつも飲む。 「ねぇ、私たち出会ったのっていつだっけぇ」 「んー、中1だっけな」 「あ、そうそう!! 確か席が前後だったんだよね」 「あ~、懐かしいなぁ。 そういえば、愛莉の告白も手伝ったし、 いろんなことあったなぁ」 「他にもっと思い出あるでしょ!! なんで告白ピックアップするの!!」 「あら愛莉さん。お顔が赤いわよ」 「ほっとけ!!」