_________________________純 said 「芽衣ッ!」 気がつけば後を追っていた 走る小さな後姿を追いかけて 「・・・・・・・・・捕まえた」 芽衣の家の前やっとの思いで 掴んだこの、小さな手 「・・・・・・・お願い、話聞いて?」 もう、駄目なのかって思った 芽衣はこっちを見てくれなくて 「・・・・・・・・離して」 小さな声を聞いて、どうしても 離してあげたくなくなった